ゲーム彼氏とオタク彼女
―――それにしても、天野がそんな反応したんなら、他の女子を選べばよかったかもな。
まぁ、何はともあれやった事は戻せないから悔やんでいても仕方がない。
そう思ってると、三崎から電話が来た。
「もしもし、翔か?留守電聞いたぜ~。
それでさ、まさか本当にあれ倒したのか?」
「ああ。それがどうしたんだ?」
俺が返すと、三崎のテンションが上がったのがわかった。
「マジか!!あのヴィクトリアを?」
あの敵ヴィクトリアって言うのか。
「とりあえず、明日ゲームもって行くわ。じゃあな」
そういって、俺は電話を切った。