うわ言
わわわっ!
「ん、まだ熱いな」
涼は私の額に自分の額を当てた。
キスは何度もしてるけど、このシチュエーションは未だに慣れないよ。
密着する度に私の心臓はうるさくなる。
「腹減ったろ?なんか食うか?」
「うん、食べたい」
「じゃ、俺が用意してくるからおとなしく寝てろ」
「あ、うん」
私は素直にベッドに横になった。
熱のせいでまだ頭がクラクラする。
しばらくすると
「奈央、できたぞ」
お粥をお盆に乗せて涼が部屋に入ってきた。