あの夏に僕がここへ来た理由
「実は、あの、今から話すこと、先輩には黙っててもらえますか?
あの、海人さんの事なんだけど・・・
僕のこの情報も定かかは分からないんです。
でも、ひまわりさんとさくらさんを見ていたら、あまりにも可哀そうで。
僕も海人さんの事は悪い奴には見えなかったし、ひまわりさんと海人さんが愛し合ってるのも見ていて痛いほど分かったし。
でも、きっと、先輩のしたことも本当は正しいことなのかもしれなくて・・・
あ、でも、僕の気持ちなんてどうでもいいですよね。
それと、ひまわりさん、この情報が違ってたとしても絶対にがっかりしないでくださいね。
その時には、僕も一緒に捜しますから・・・」