あの夏に僕がここへ来た理由
時は流れ、今年の冬で、私は、26歳になる。
海人との出会いから、7年の月日が経っていた。
ひまわりは大学を卒業し、近くの図書館の司書として働いていたが1か月前に辞めた。
ひまわりのこれまでの日々は、海人との再会を夢にばかり見ていた。
映画を観たり、合コンをしたり、旅行にもたくさん行った。
そして、他の男の人といくつかの出会いもあった。
だけど、ひまわりの中の海人はひまわりを離すことはなかったし、ひまわりも海人から離れることはできなかった。
でも、この生活にピリオドを打つことに決めた。