あの夏に僕がここへ来た理由




ちょっと強引だったかも・・・


ひまわりは目をぱちくりさせながらあれよあれよという間にお風呂に入った海人を思い出していた。
汚れているのを気にする海人がとても可哀そうだった。

さっき、コンビニで男物の下着を買った時からもうこの計画は敢行していたのだ。


海人がお風呂に入っている間にひまわりは夕飯の支度をした。
今朝作っておいたカレーがあったのでサラダを手際よく準備して冷蔵庫にそれを入れておいた。
料理好きなひまわりにとって、お客様をもてなすということは何よりも嬉しく幸せなことだった。


しばらく静かな時間が流れた。


そして、別人になった海人がひまわりの前に現れた。
祖父のバミューダパンツをはきコンビニで買った白いTシャツをきて・・



そして私は・・・

胸の高鳴りが止まらなかった。
こんなに素敵な男の人を今まで見た事がない。

経験したことのないときめきや胸キュンが一度に全部やってきた。

これって一目ぼれ??














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