初恋の彼が、割と重度のフェチ持ちでした
「はは。そうかもな」
「あ、私この靴が一番好きだなって思った。リボンの色がすごくかわいい」
薄いピンクの大きなリボンがついた、透け感のあるサンダル。夏っぽいし、女の子らしいし、一番好きなデザインだった。もちろん、ほかの靴も全部かわいかったけど。
「うん……俺もこの写真好き」
「柊ちゃんもこういう靴が好きなの?」
「っていうより、この角度のシルエットってキレイだよな……」
「ん? 靴のシルエットってこと?」
「あ、いや……ごめん、なんでもない」
「?」
なんだろ。ちょっと柊ちゃんらしくないというか、歯切れの悪い感じ。なにかあったかな?
「あ、ちょっと足伸ばしてもいい?」
私は柊ちゃんにそう言って、足を伸ばさせてもらった。
「足、どうかした?」
「ちょっと疲れちゃって。慣れない靴いっぱい履いたからかな」
「え⁉︎」
柊ちゃんは突然彼らしくない大きな声を出して驚いた。そして、「ちょっと見せて」と。
「え? だ、大丈夫だよ。痛いわけじゃないし、慣れない靴で歩いてたわけでもないしさ」
「いいから見せて」
柊ちゃんに強くそう言われ、私は伸ばしていた足を山おりして、柊ちゃんの方に向けた。
柊ちゃんは私の右足に触れると、至近距離で見つめる。
「赤くは、なってないな」
「う、うん。全然大丈夫だよ」
「靴ずれは?」
「それも平気。本当に、ちょっと疲れただけだよ」
「でも、心配だ」
「あ、私この靴が一番好きだなって思った。リボンの色がすごくかわいい」
薄いピンクの大きなリボンがついた、透け感のあるサンダル。夏っぽいし、女の子らしいし、一番好きなデザインだった。もちろん、ほかの靴も全部かわいかったけど。
「うん……俺もこの写真好き」
「柊ちゃんもこういう靴が好きなの?」
「っていうより、この角度のシルエットってキレイだよな……」
「ん? 靴のシルエットってこと?」
「あ、いや……ごめん、なんでもない」
「?」
なんだろ。ちょっと柊ちゃんらしくないというか、歯切れの悪い感じ。なにかあったかな?
「あ、ちょっと足伸ばしてもいい?」
私は柊ちゃんにそう言って、足を伸ばさせてもらった。
「足、どうかした?」
「ちょっと疲れちゃって。慣れない靴いっぱい履いたからかな」
「え⁉︎」
柊ちゃんは突然彼らしくない大きな声を出して驚いた。そして、「ちょっと見せて」と。
「え? だ、大丈夫だよ。痛いわけじゃないし、慣れない靴で歩いてたわけでもないしさ」
「いいから見せて」
柊ちゃんに強くそう言われ、私は伸ばしていた足を山おりして、柊ちゃんの方に向けた。
柊ちゃんは私の右足に触れると、至近距離で見つめる。
「赤くは、なってないな」
「う、うん。全然大丈夫だよ」
「靴ずれは?」
「それも平気。本当に、ちょっと疲れただけだよ」
「でも、心配だ」