初恋の彼が、割と重度のフェチ持ちでした
柊ちゃんのバカ!
柊ちゃんと付き合い始めてから一ヶ月が経った。
土日のどちらかはいっしょに過ごし、平日もお互い予定が合えばいっしょに夕食を食べる。すごく幸せだった。
柊ちゃんの足フェチは相変わらずのようだったけど、とくに気にするほどのこともなかった。
たしかに、エッチの時は胸とかよりも足をいっぱい触ってくるなー……とか思ったけど、そのくらいだった。
「私だったら嫌だけど」
とある日曜日の昼下がり。
駅前のカフェでカフェオレを飲みながら明里ちゃんが言った。
「胸に触れてくるのは『私のこと好きなんだな』って思えるけど、足だけ触ってくるとか、それはただのフェチじゃん。誰の足でもいいのかなとか思っちゃう」
柊ちゃんの足フェチのことは、私が話したわけじゃないけど明里ちゃんも知っている。
柊ちゃんがタクヤくんに自ら話して、タクヤくんが明里ちゃんに話したみたい。もちろん、柊ちゃんもそのことは知っている。
「べ、べつに誰の足でもいいってことはない、と思うよ」
「そうかしら」
「私のこと好きになってくれたのは、足は関係ないって言ってくれたもん」
「それはそうかもしれないけどさ。だからといってエッチの時にそんなんじゃ、不安にもなるじゃん。なんか、浮気しそうじゃない? もし、なずな以上の美脚の持ち主が現れたらそっち行っちゃいそう」
「う」
「そんなことないって思ってるだろうし、私だってそう思いたいけどさ。念のため、足以外のアピールもしたらどうかな?」
土日のどちらかはいっしょに過ごし、平日もお互い予定が合えばいっしょに夕食を食べる。すごく幸せだった。
柊ちゃんの足フェチは相変わらずのようだったけど、とくに気にするほどのこともなかった。
たしかに、エッチの時は胸とかよりも足をいっぱい触ってくるなー……とか思ったけど、そのくらいだった。
「私だったら嫌だけど」
とある日曜日の昼下がり。
駅前のカフェでカフェオレを飲みながら明里ちゃんが言った。
「胸に触れてくるのは『私のこと好きなんだな』って思えるけど、足だけ触ってくるとか、それはただのフェチじゃん。誰の足でもいいのかなとか思っちゃう」
柊ちゃんの足フェチのことは、私が話したわけじゃないけど明里ちゃんも知っている。
柊ちゃんがタクヤくんに自ら話して、タクヤくんが明里ちゃんに話したみたい。もちろん、柊ちゃんもそのことは知っている。
「べ、べつに誰の足でもいいってことはない、と思うよ」
「そうかしら」
「私のこと好きになってくれたのは、足は関係ないって言ってくれたもん」
「それはそうかもしれないけどさ。だからといってエッチの時にそんなんじゃ、不安にもなるじゃん。なんか、浮気しそうじゃない? もし、なずな以上の美脚の持ち主が現れたらそっち行っちゃいそう」
「う」
「そんなことないって思ってるだろうし、私だってそう思いたいけどさ。念のため、足以外のアピールもしたらどうかな?」