初恋の彼が、割と重度のフェチ持ちでした
「今はいてるその黒いパンプスだと、さっきまでのパンツには合うけど、そのスカートには重い感じかなって。一応シューズメーカーで働いてるし、センスは疑わないでもらいたいんだけど」

「疑ってなんかないよっ。うれしい! ……ただ、今、結構お高めのスカートを買ってしまったので、あまり持ち合わせが……」

「バカ。俺が選ぶんだから、俺がプレゼントするんだよ」


プレゼント。初めてもらう、柊ちゃんからのプレゼント。うれしい。


私と柊ちゃんは、車で靴専門店へ向かった。
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