ズボラ女が恋する瞬間
良いとも、嫌ともあたしは答えない。

それを了承と受け取ったのか?

三浦と並んで歩く羽目になる。


「そう言えば、お前良いマンションに住んでたよな?」


そこ、一番突っ込んで欲しくない話題なんだけど。


「そうですか?普通ですよ」

「もしかして、男と住んでる?」

「1人ですよ」


今は・・・


「ふ~ん。お前、そんなに稼ぎ良いんだ」

「悪くはないです。誰かさんのおかげで、同じ部署の人たちよりは仕事してますから」

「へぇ~」


そう言い、三浦は笑みを零す。

今のは、完全に嫌みですよ!

何、笑ってんだよ!!


「お前、男いんの?」


三浦が、突然そんなことを聞いて来た。

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