ズボラ女が恋する瞬間
電話でもして、直接彼に聞けば良いのだろうが・・・

それができない癖に、文句を言っているあたしも何がしたいのだろう。

ゴミ箱に手紙を捨て、あたしも部屋を後にした。

美緒の家に行くと、男物の革靴が2つ。

来客者?


「おかえり」

「お客さん来てるなら、あたし適当に時間潰してこようか?」

「いいよ、そんなことしなくて。早く上がりなよ」


美緒の言葉に、渋々部屋の中に足を踏み入れる。

そこには、新井と三浦が居た。


「おかえり~」


なんて新井に言われ、反応に困り、こんばんわ。と挨拶で返した。


「これから、みんなでご飯食べに行こう」


みんなで?

美緒の言葉が理解できず、どういう意味。と聞き返す。

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