小さな花 〜あなたを愛した幸せな時間〜
私は自分の気持ちをハルトに伝える。


そう決めた。


気持ちを伝えて‥

それでダメだったら‥

仕方ないよね‥。



やれることはやらなきゃ‥!!



私はハルトに強さももらったのかな?


人を好きになるって、
すごいことなんだね‥。


相手がなにかをしてくれるとか‥
そんなこと関係なく‥


成長出来るんだね‥。


本当はちゃんとハルトの顔を見て言いたかったけど‥



私は素直に気持ちをメールに綴る。



こんな夜中に‥迷惑かもしれないけれど‥


今、伝えたい。


朝になったら昇った太陽に勇気を溶かされてしまう気がしたりして。





今なら‥


伝えられるよ‥。



《私はハルトが好きだよ ナナ》


いっぱい考えたけど、
伝えたいのはこれだけだった。

他にはなにもいらない。


飾る言葉も、

綺麗な台詞も、


本当の言葉には敵わないと思った。


大好き。

大好きハルト‥。


メールを送信すると私の気持ちも少しだけ風に乗ってふわふわと楽になった気がした。





この想い‥





届いて‥‥









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