小さな花 〜あなたを愛した幸せな時間〜
隣にいるハルトをのぞき込もうと振り向くと、そこには真剣なハルトの顔…。


そして…


ほんのり甘いチョコレート味のキス…。


キスは今まで何回もした。

でも…


今夜は、なにかちがう……。



え…?



ハルトはそのままゆっくりと私を押し倒した。



「ナナ…好きだよ…。」


「…ハルト…。」



ハルトが1枚ずつ、私の服を脱がせていく。

まずはカーディガン。

そしてワンピース…。


そこでハルトは手を止めると自分の服を脱ぐ。



ドキン…

ドキン…

ドキン…



鼓動が大きくなる。

大きな体。

たくましい腕。


息も出来ないくらいに胸は高鳴る…。



その緊張をなんとか悟られないようにと自分に言い聞かせる。


大丈夫、
大丈夫…と…。





ハルトの手がブラジャーにかかる。


「…あっ…」


いとも簡単に外され、落ちるブラジャーにほんの少しの不安。



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