小さな花 〜あなたを愛した幸せな時間〜
でも…私は軽率だったと思う。


心から、思う。


ただただ無知だったし、子供だった。


甘かったし、浅はかだった。






       ☆☆☆ 


「ナナ…。」


話を切った私にマユが声をかけた。


「…情けないでしょ…?私…」


マユは首を振って否定してくれた。


「そんなことない…そんなことないよ…。」


マユの視線を受けて私はうつむいた。


そして、

話を続けた…。





        ☆☆☆



「じゃあ〜酒でも飲むっ!?」


ヨースケがイキナリ言う。

隣の県までドライブしてきて、たった今地元に戻ったところ。

もう夕方だった。



「え〜…お酒…?」


「飲めんでしょ!?」


「んーまぁ…」


「じゃキマリッ!」


さすがの私も警戒した。


「でも!どこで飲むの?」


「ん〜!俺の仲間んち行く!?独り暮らしなんだわ!」


いや…それはマズいでしょ…。


「…家はちょっと…」


私がそう言うとヨースケは私を指指す。




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