彼女からの日記
プロローグ
僕の話
僕は16歳の頃からずっと好きだった子がいる。
今ではもう4年は片思いをしている。
彼女と同じ高校、大学に通っていても話したことさえないけれど。
そんな僕に神様がチャンスを与えてくれた。
あの日、春の日差しが穏やかな日に僕は古書店で不思議な本を見つけた。
真っ白な本だった。
店主に聞いても存在しない本で、面白そうだと思った僕はその本を譲ってもらった。
確か日付は4月9日だった。
その日から僕はこの本…いや、この日記を読むことが日課になった。
家に持ち帰ってペラペラめくってみても、表紙を穴が開くほど見つめてみても何も先ほどとは変わらない真っ白な本。
僕は何故かドキドキしていて
その日はずっとこの本を見つめていた。
ふと、彼女は日記をつける日課があることを思い出した。
その日課を聞いた時、彼女によくあっていると思った。
譲ってもらったその本を何故か僕は大事にしようと思った。
そして次の日、起きた僕は固まってしまった。
あの真っ白な本の表紙に
「diary」
そう書かれていた。
僕は書いてもないし、昨日どれだけ見つめても書かれていなかった。
僕は、気味悪さと好奇心で心臓がおかしいぐらいにドキドキしていた。
ぺらっと中をめくってみると、とても綺麗な字が並んでいた。
僕は昨日、とんでもないものをもらってしまったみたいだ。
そして、この日から日記が続いていく。
今ではもう4年は片思いをしている。
彼女と同じ高校、大学に通っていても話したことさえないけれど。
そんな僕に神様がチャンスを与えてくれた。
あの日、春の日差しが穏やかな日に僕は古書店で不思議な本を見つけた。
真っ白な本だった。
店主に聞いても存在しない本で、面白そうだと思った僕はその本を譲ってもらった。
確か日付は4月9日だった。
その日から僕はこの本…いや、この日記を読むことが日課になった。
家に持ち帰ってペラペラめくってみても、表紙を穴が開くほど見つめてみても何も先ほどとは変わらない真っ白な本。
僕は何故かドキドキしていて
その日はずっとこの本を見つめていた。
ふと、彼女は日記をつける日課があることを思い出した。
その日課を聞いた時、彼女によくあっていると思った。
譲ってもらったその本を何故か僕は大事にしようと思った。
そして次の日、起きた僕は固まってしまった。
あの真っ白な本の表紙に
「diary」
そう書かれていた。
僕は書いてもないし、昨日どれだけ見つめても書かれていなかった。
僕は、気味悪さと好奇心で心臓がおかしいぐらいにドキドキしていた。
ぺらっと中をめくってみると、とても綺麗な字が並んでいた。
僕は昨日、とんでもないものをもらってしまったみたいだ。
そして、この日から日記が続いていく。