嘘
圭人くんとも、至って普通だった
仲直りをした事は言わなかった…
ある日圭人くんが突然
「俺、葉月の事好きになっちゃった」
ってLINEがきた
圭人くんはいつも冗談ばっかり
適当に言ってるから、これも冗談だと思った
「また適当な冗談ですか?笑」
と、笑いながら送った
「これは本当だよ。」
と、真剣に送られてきた文面に驚いた
「またまた〜笑」なんて送ったものの
私は一樹の事を話せなかった
圭人くんは私が信用する
年上の優しいお兄さん的存在だったからだ
そんな存在を失くすのは、怖かったから
と、同時に嬉しくも思った
最低だと分かっていても…
それからというもの
圭人くんからは頻繁に連絡がくる様になり
電話もたまにしていた
圭人くんは凄く積極的だった
「葉月今から会えない?」
「葉月、俺本気で好きだよ?」
なんて言われ続けていた
一樹とは前みたく
ラブラブな感じは消えていっていた
連絡もそこまでだった
電話もたまにになっていた