嘘
クリスマス数日前
圭人くんに
「クリスマスは葉月と過ごしたい」
と言われ、私は頷いた
元々は一樹の為に空けてあったけど
私は圭人くんと過ごす事に決めた
クリスマス前日
一樹から1件の着信と共にLINEがはいっていた
「俺やっぱり葉月がすき
葉月クリスマスは俺と過ごしてほしい
あの男と過ごさないで」
もう無理だった
私は圭人くんが好きだから
圭人くんじゃなきゃ、嫌だと思ったから
嘘をついた。
「ごめん。クリスマス仕事なんだ。」
「仕事終わってからでもいい」
「いつ終わるか分からない」
「何時になってもいいよ」
「わかった。早く終わったら、時間作るよ」
そんな気は無かった
だけど、これ以上言い訳出来なかった