クリスマス数日前



圭人くんに
「クリスマスは葉月と過ごしたい」

と言われ、私は頷いた

元々は一樹の為に空けてあったけど

私は圭人くんと過ごす事に決めた





クリスマス前日



一樹から1件の着信と共にLINEがはいっていた


「俺やっぱり葉月がすき
葉月クリスマスは俺と過ごしてほしい
あの男と過ごさないで」


もう無理だった

私は圭人くんが好きだから

圭人くんじゃなきゃ、嫌だと思ったから

嘘をついた。


「ごめん。クリスマス仕事なんだ。」


「仕事終わってからでもいい」

「いつ終わるか分からない」

「何時になってもいいよ」

「わかった。早く終わったら、時間作るよ」



そんな気は無かった

だけど、これ以上言い訳出来なかった







< 17 / 21 >

この作品をシェア

pagetop