嘘
ある日、また喧嘩が始まった
一樹の女絡みと私と圭人くんの仲の良さでだ
「圭人くんとは友達!それ以上もそれ以下も
無いって言ったよね?」
「じゃあ、なんでそんなムキになんの?」
「はぁ!?そんな誤解されたくないからだよ!
私の好きって気持ち伝わらないの?
てか一樹だって
また女の子とイチャついてるよね」
「はっ?あれで?友達だよ!」
と、そんな喧嘩を何度もしてた
もう本当に今回は駄目かも、知んない
浮かれ過ぎてた
「もういい!クリスマス会うの辞めにしよ」
「勝手にすれば!」と言われた
私はムカついた
言ったのは、確かに私だけれど
そんな簡単に取り消せるんだ、と落ち込んだ
そんな話さえも、圭人くんに聞いてもらった
惚気も、愚痴も零した事はあった
圭人くんの気持ちも知らずに………