俺様と落ちる恋!!??
「私用事思い出したから先帰るね!!!!!」
「えっ、ちょっ未歩!?」
「未歩!!!!!」
冬夜が名前を呼んでくれたような気がしたけど、
泣いてる顔なんか見られたくないし、今は冬夜を見れる状態じゃないから振り返らずに家へ走った
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バタン
「はぁ〜……」
「おぉ〜!!お帰り未歩!!!
今なぁ〜お兄ちゃん特製のカレーライスを…………っておい〜!!未歩無視すんなよ〜!!」
今はテンションの高いお兄ちゃんに構う余裕が無いってば……
お兄ちゃんを無視して部屋へ向かった
あ〜あ……最悪だ私………
一人で勝手に泣いて帰って来た上に冬夜のこと無視して…………
嫌われちゃったかな……?
コンコン
「未歩どうした〜?何かあったのか?」
まさかお兄ちゃんに話すわけにいかないし…
「大丈夫だから…。ちょっと頭痛いからこのまま寝るね…」
「そうか?分かった。
カレー食えるようになったら降りてこいよ〜」