俺様と落ちる恋!!??
「未歩………」
冬夜に名前を呼ばれて今までの恐怖から解放されたような気がして床にへたりこんだ
「未歩!!大丈夫か!?」
そう言って冬夜が着ていた学ランを私に被せてくれた
「冬夜……怖かったよ〜!!!!うわぁぁぁ〜!!!」
私は冬夜に抱きついて声を上げて泣いた
「ごめん……ごめんな…
俺が早く来てれば…」
抱きしめてくれる冬夜の体は震えていた
「グスッ……冬夜…私はもう大丈夫だよ…?」
「俺……またお前を守れなかっ……「そんなことない!!」
「そんなことないよ冬夜!!冬夜は守ってくれたもん!!!悪いやつやっつけてくれた!!!もうそれで十分だよ…」
「未歩……」
「冬夜が来てくれた時……本当に嬉しかった……
冬夜がいてくれるだけで安心できるの…」
「でも!!俺はお前を何回も危ない目に合わせちまったんだ!!こんな俺と一緒にいたらまた危険なことに巻き込むかもしれないんだぞ!?」
冬夜………
私の為に言ってくれてるのはよく伝わってきたよ……
でも…でもね……?
「私ね…?危険な目にあっても冬夜と一緒にいたい…
冬夜がいい…ううん、冬夜じゃなきゃ駄目なの…」