俺様と落ちる恋!!??


―――――AM11:00



カフェがスタートしてから1時間経った



店はありえないくらい混んできてる!!!





「あぁ〜!!!それはあそこのテーブル!!」

「三番テーブルさんに烏龍茶2杯!!!」

「未歩!!!あっちのオーダーとってきて!!」

「はいはい!!」




あぁ──!!!忙しい忙しい!!!!






「ねぇ〜あなた名前なんていうの〜????」

「アドレス交換してよ〜〜」


ん?




「すみません。今忙しいんで。」



そういって困ったように笑みを浮かべる冬夜




ムカッ



何なのよ…
逆ナンなんかされちゃって…



そう思いながら冬夜の方を見ていると

冬夜も視線に気付いたのか





バッチリ目が合った




その場面を見て苛々した私は




フンッとおもいっきり顔を反らしてまた仕事に戻った






なんか……嫌だなこういうの…………


好きって気付いてから

前は何も思わなかった冬夜の学校でする表の表情が


今はこんなに気になって仕方ないよ……




私に笑顔向けてよ

私しか知らない冬夜を見せてよ…



自分がこんなに嫉妬深いなんて知らなかった



皆に振り撒いている笑顔を見たら、




すごく…………すごく………


胸が痛むよ……………




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