俺様と落ちる恋!!??



俺に気付いた三人が俺を見る



「当店ではそういったサービスはございませんので」



俺はニッコリ笑って未歩の肩に乗っかる手を払って言う



「あぁ?なんだてめぇ」

「俺らは客だぞ客!!」



チャラ男は立ち上がって反抗してくる




めんどくせぇな



俺はチャラ男の目の前に立ち塞がった



「なんだ?やんのか!?」



俺の胸倉を掴むチャラ男






「消えろ」



俺が睨みをきかせて一言そういうと



「い、行くぞ…」

と走り去っていった






ずいぶんあっさりしてんな




「……あ、の」



あ、未歩…

顔真っ青じゃねぇかよ

しかもみんないるから素じゃ話せないし



「あぁ、田所さん
大丈夫?」



「………うん、
ありがとう」



「それは良かった。ところで今から少し話せる?」




「え……………
あ、あれ?」




「え、ちょっ…おい!!!」


未歩の体がゆっくり倒れていく



バタ----------ン!!!








「なんだ!?どうした!?!?」



「亮馬!!未歩が倒れたから保健室連れてくから、悪いけどあと頼むな!」



「えぇ!!!倒れたって…!!!
大丈夫なのかよ!!!」



「多分働きすぎで貧血起こしたんだろ。
昼も食ってねぇし」




そういいながら未歩をお姫様抱っこをする



「そうだったのか……そんなの知らないで俺…」



「亮馬のせいじゃねぇよ。
俺が悩ませたのかも知れないし…」



「え?」



「とにかくコイツ連れてくわ。後頼んだぞ」



「任せとけ!!!お前も、頑張れよ!!!!」



「………あぁ」




俺は未歩を抱きあげて保健室に向かった――――――――――――――――――――――――――




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