過去からのメッセージ
その時の私はただ泣くしかなかったんだ。今でも美風のことを思い出すと涙が溢れそうになる。
だけど、ここに来るのはやめられないのだ。
「美風、きたよ?」私はお墓を見ながら微笑んだ。そして、お墓の前に座り込み眺めていた。すると、
「紗弥?」
私の名前を呼ぶ声が聞こえ、後ろを振り替えるとそこには与一がたっていた。
与一こと、加藤与一は、いつもヤンチャばっかしていておこられている。
今出てきたこの4人は小学校からの幼なじみ。中、高と同じ学校なんだ。
「ど、どうしたんだよ?」
与一はあわてて私の近くによってきた。何故かって?それは、泣いていたから。私が。
「べつに、、、」