HERO
#13 『それは突然に…』
いつになく、深く眠った気がする…
目が覚めたとき、隣に藤居くんがいる。
朝食の用意をしよう、と思って起き上がったものの…
もう一度、眠ってる藤居くんの顔をじっと見てしまう…
すると…
藤居くんの手が伸びてきて、ベッドの中に引っ張りこまれた。
むぎゅっ…
抱きしめられた気持ちよさに、もう一回、眠りそうになる…
でも…
「朝ごはん、作ってくるね。」
藤居くんのおでこにチュッてして、ベッドから出た。
あ―――――
しあわせすぎるっ!