HERO
またまた大きな荷物を担いで、藤居くんは玄関に向かう。

私も、その後ろをついて行く。




「…じゃあ、またね。」
藤居くんがニッと微笑む。
――この笑顔が大好き!


「うん、またね。」
私も微笑み返す。


そして、藤居くんは帰っていってしまった。

また、急にものすごく寂しくなった。




シャワーを浴びて、パジャマに着替え、健のぬくもりであたたかくなってるベッドに潜り込んだ…




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