HERO
いつもは、朝食のニオイと混ざるのがイヤだから焚かないけど、今朝は朝から焚いてしまおう!



ローズ…

ローズ…!



ふわふわ~っとした煙と共に甘~い香りが立ちのぼる…



私はソファーに座って、ゆっくりとジャスミンティを飲んだ。



―――しかし、


至福のときはすぐに壊されることになる。


「ママァ~~~っ!」


寝室から健の泣き叫ぶ声が…


あわてて寝室へとかけ上がった。

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