あなたとわたしと、そしてあなたと。
先生side


「はあ〜…やらかした…」


今真里愛さんは僕の隣で寝てる。


勿論学生相手なのでキスまでで止めたけど…


真里愛さんのことが好きで好きでたまらない僕の部屋にわざわざ自分から近付いてくるなんて。

誘ってるとしか思えないじゃないか〜…


長年我慢をしてきた僕は勿論もう限界で。


一緒に寝るのは何年ぶりだろう。


中学生になってからは別々に寝るようになった僕達。


横で寝ている真里愛さんはもうあの時みたいに子供じゃない見た目も中身も、大人に近付いているのだ。


何て美しいんだろう…


さっきキスしたときの柔らかい感触が忘れられない。


この美しい人を僕だけのモノにできたらどれだけ幸せだろう。


寝ている彼女を見ているだけで、僕は張り裂けそうな気持ちだ。

キスだけなんかじゃ物足りない。


今すぐにでも突っ込んで僕のモノにしてしまいたい。


そんなことは流石にしないけど…


「はあ…」


僕のこの気持ちが収まることはなさそうだ。


せめて、今だけは…


僕は彼女にそっとキスをして、手を繋いだ。


それくらいは…許してください。
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