あなたとわたしと、そしてあなたと。
そして昼休み。
工事現場に向かう。
これ入っていいのかな…?
まだ本格的には工事に入っているわけではないらしく、紙を見ながら相談している。
あれ…あの人って…
見覚えのある綺麗な顔。
がっしりとして日に焼けた身体。
アスランさん…?
うるさい心臓をよそに冷静を装い声を出した。
「あの、生徒会からコーヒーの差し入れです。もし宜しければ頂いてください。」
「おお、そんなの構わなかったのに。ありがとうね。」
と優しそうなおじさんが声をかけてくれる。
いえいえ、と返事をしながらアスランさんに目をやる。
目があうと恥ずかしくなり一瞬で逸らしてしまう。
するとおじさんが「おいアスラン、そんじゃこの子に飲み物の一つでも買ってきてやんな!」
と言った。
私は激しく動揺して「え?悪いですよ…!大丈夫です!」と慌てて首を振る。
するとアスランさんは「そうですね。そんじゃ、行こっか嬢ちゃん。」
と私の肩を抱いた。
自販機がある駐車場までくるとアスランさんはジュースを買ってくれた。
お礼を言い、てっきりそのまま現場に戻るのかと思いきや車に連れ込まれた。
後部座席で押し倒される。
こんな状況なのにどうしようもなく興奮してる自分に少し動揺してしまう。
下から見上げた彫りの深い綺麗な顔。
アスランさんは口角を少し上げると自嘲気味に口を開いた。
「それ…見せつけてるのかい?…妬かせてくれるねえ。」
私は首元のキスマークを思い出しはっとする。
「こ、これはその…」
「俺だけだったのかねえ、前会ってからもずっと真里愛のことだけ…考えてたのは。」
不意打ちで名前を呼んでくるなんて、ずるい。
「私もアスランさんのことばかり…考えてました。」
そう言うと照れたように笑い私にキスをした。
「んっ…」
つい昨日までキスなどしたこともなかった私がこんな状況なのがもうよく分からなかった。
ただ、ずっと会いたいと、声を聴きたいと願っていた愛しい人に触れられてる。
それだけで、もう何も考えられなかった。
そして唇が離れると
「放課後、もう一回会えねえかな。」
「放課後も、コーヒー届けに行きますよ。」
というと
「そりゃいいこった。首のそれ、全部俺のに変えてやる。」
私はただ黙って頷いた。
工事現場に向かう。
これ入っていいのかな…?
まだ本格的には工事に入っているわけではないらしく、紙を見ながら相談している。
あれ…あの人って…
見覚えのある綺麗な顔。
がっしりとして日に焼けた身体。
アスランさん…?
うるさい心臓をよそに冷静を装い声を出した。
「あの、生徒会からコーヒーの差し入れです。もし宜しければ頂いてください。」
「おお、そんなの構わなかったのに。ありがとうね。」
と優しそうなおじさんが声をかけてくれる。
いえいえ、と返事をしながらアスランさんに目をやる。
目があうと恥ずかしくなり一瞬で逸らしてしまう。
するとおじさんが「おいアスラン、そんじゃこの子に飲み物の一つでも買ってきてやんな!」
と言った。
私は激しく動揺して「え?悪いですよ…!大丈夫です!」と慌てて首を振る。
するとアスランさんは「そうですね。そんじゃ、行こっか嬢ちゃん。」
と私の肩を抱いた。
自販機がある駐車場までくるとアスランさんはジュースを買ってくれた。
お礼を言い、てっきりそのまま現場に戻るのかと思いきや車に連れ込まれた。
後部座席で押し倒される。
こんな状況なのにどうしようもなく興奮してる自分に少し動揺してしまう。
下から見上げた彫りの深い綺麗な顔。
アスランさんは口角を少し上げると自嘲気味に口を開いた。
「それ…見せつけてるのかい?…妬かせてくれるねえ。」
私は首元のキスマークを思い出しはっとする。
「こ、これはその…」
「俺だけだったのかねえ、前会ってからもずっと真里愛のことだけ…考えてたのは。」
不意打ちで名前を呼んでくるなんて、ずるい。
「私もアスランさんのことばかり…考えてました。」
そう言うと照れたように笑い私にキスをした。
「んっ…」
つい昨日までキスなどしたこともなかった私がこんな状況なのがもうよく分からなかった。
ただ、ずっと会いたいと、声を聴きたいと願っていた愛しい人に触れられてる。
それだけで、もう何も考えられなかった。
そして唇が離れると
「放課後、もう一回会えねえかな。」
「放課後も、コーヒー届けに行きますよ。」
というと
「そりゃいいこった。首のそれ、全部俺のに変えてやる。」
私はただ黙って頷いた。