あなたとわたしと、そしてあなたと。
放課後コーヒーを届けに行く今日は早めに終わるらしくもう皆さん解散する前だった。



「おお、ありがとね。大変だと思うけどこの工事は割と短期間で終われそうだから最後まで悪いけど宜しくね。」


「はい。今日はお疲れ様でした。これからもどうぞ、宜しくお願いします。」



「じゃあ今日はこれ1本ずつ貰って解散だ!」



とおじさんが声をかけるとコーヒーを取り、それぞれ皆帰っていった。


私は空になった箱を片付けに向かった。


この後、アスランさんの車に向かうのだ。


私の心臓はもう手をあてなくとも激しく動いているのが分かるくらいに跳ね上がっていた。


透き通ったアンバーの瞳に見つめられると、動けなくなる。


私はきっと、アスランさんのことが好きなんだろう。
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