あなたとわたしと、そしてあなたと。
「さっきはごめんね…僕、君よりずっと年上で男なのに…何も、されてないよね…?
怖い思いさせてごめんね…本当にごめん。」
先生はとても申し訳なさそうな顔をして私を優しく抱きしめた。
「そ、そんな…!私は大丈夫ですよ。たまには私にも、守らせてください。」
「真里愛ちゃん…本当にいい子だね。今日は何でもしてあげるから、何でも言って。僕に甘えて…」
「先生…ありがとうございます。」
そしてお店を見て回り、街を歩いているときだった。
ゴオオオオオ
と物体が風を切る音がした。
ほんの、数秒だった。
工事中のビルの屋上から細めだが、50kgほどはあるであろう鉄柱が落ちてくる。
「真里愛ちゃん!危な…」
先生がとっさに私を庇おうと手を出したその時、私が目をぎゅっと瞑ったその時。
バン!
と音がした。
「え…?」
助かったのだろうか。
恐る恐る目を開けると私の横には、鉄柱を受け止めてくれたのであろう方が日焼けし黒くなった手を赤くし、「ってー…」と呟いた。
怖い思いさせてごめんね…本当にごめん。」
先生はとても申し訳なさそうな顔をして私を優しく抱きしめた。
「そ、そんな…!私は大丈夫ですよ。たまには私にも、守らせてください。」
「真里愛ちゃん…本当にいい子だね。今日は何でもしてあげるから、何でも言って。僕に甘えて…」
「先生…ありがとうございます。」
そしてお店を見て回り、街を歩いているときだった。
ゴオオオオオ
と物体が風を切る音がした。
ほんの、数秒だった。
工事中のビルの屋上から細めだが、50kgほどはあるであろう鉄柱が落ちてくる。
「真里愛ちゃん!危な…」
先生がとっさに私を庇おうと手を出したその時、私が目をぎゅっと瞑ったその時。
バン!
と音がした。
「え…?」
助かったのだろうか。
恐る恐る目を開けると私の横には、鉄柱を受け止めてくれたのであろう方が日焼けし黒くなった手を赤くし、「ってー…」と呟いた。