聖少女レイラシルビア THE BATTLE GIRL
「そんなトンデモない邪悪な魔女に、神奈木さんったら身も心も捧げようとしているんだよ?
 危ないわねー」
「危ないの?」
「そう、危ない。ロベリアや千聖に誘惑されちゃダメ。自分を大切にしなさい。目を覚まして、真実は1つよ」

 千聖ちゃんがため息付いた。

「イイ加減にして。ロベリアの悪口を言うなんて許さないから」
「私は神奈木さんの為を思って言っているの」
「私の為に?」

 ココで黒木さんは千聖ちゃんに注意を促した。

「千聖も千聖だよ。どこで勉強したか知らないけど、情報ぐらいはキチンと調べなな。
 2人して、イイ加減な情報に惑わされているなんてシャレにならないから」
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