アメトムチ。
フツウトトクベツ
野々瀬局長から「また明日」と言われた私は、翌日ビクビクしながら「イ・ソノン」に出社した。
本当は休みたかったけど、仮病を使って休むとか、そういった大それたウソはつけない。且つもったいない有休の使い方なんて、できないし。
大体、一日休んだところで、野々瀬局長にはそのうち会ってしまう。
あぁ、同じ会社ならまだしも、同じ本社の同じビルの、同じフロアに勤務だなんて!
これって一体何の呪いよ!?
せめて局長とは違う部屋だということだけでも、感謝しなくちゃいけないの・・・?
でも、ビクビクしながら出社したものの、仕事中、彼に会うことはなかった。
お昼も社食で偶然バッタリ会うこともなかったから、お昼休みの開始時間がずれていたのかもしれない。
あぁよかった。
いつもよりも精神的におつかれさまと、自分にいたわりの言葉を心の中で捧げながら、会社のビルを出た瞬間。
どうやら待ち構えていたらしい野々瀬局長に、パッと腕を掴まれた。
「な・・」
「ちーぃちゃん」
社内でこの人に会わなかったことに、すごくホッとしていた。
それだけに、私は、驚きと、恨めしく思う気持ちを隠せないまま、彼を見た。
本当は休みたかったけど、仮病を使って休むとか、そういった大それたウソはつけない。且つもったいない有休の使い方なんて、できないし。
大体、一日休んだところで、野々瀬局長にはそのうち会ってしまう。
あぁ、同じ会社ならまだしも、同じ本社の同じビルの、同じフロアに勤務だなんて!
これって一体何の呪いよ!?
せめて局長とは違う部屋だということだけでも、感謝しなくちゃいけないの・・・?
でも、ビクビクしながら出社したものの、仕事中、彼に会うことはなかった。
お昼も社食で偶然バッタリ会うこともなかったから、お昼休みの開始時間がずれていたのかもしれない。
あぁよかった。
いつもよりも精神的におつかれさまと、自分にいたわりの言葉を心の中で捧げながら、会社のビルを出た瞬間。
どうやら待ち構えていたらしい野々瀬局長に、パッと腕を掴まれた。
「な・・」
「ちーぃちゃん」
社内でこの人に会わなかったことに、すごくホッとしていた。
それだけに、私は、驚きと、恨めしく思う気持ちを隠せないまま、彼を見た。