アメトムチ。
明るめの青という色は少々目立つけど、至って普通の4ドア国産車なことが、何となく意外。
でも、これが局長の車だと言われても、「あぁそうか」と納得できるような気もする。
そんなことをゴチャゴチャ考えながら、外見は少々埃かぶってるけど中はきれいに掃除されている野々瀬局長の車の助手席に、ちょこんと座らせてもらった。
「では、失礼して・・お邪魔します」
「どしたの?ちーちゃん」
「いやぁ、助手席に座らせていただくとかってなんか・・・特別っていうかそのぉ、か、彼女みたいっていうか・・・カハハ」
何て乾いた笑い方をしてるんだ、私は!
しかも全然、なんにもごまかせてない気がするし。
あぁ、三十路女の経験の無さが情けない・・・。
「何言ってんだよ。ちーちゃんは俺の彼女だろ?」
「へ!?いやっ!えっと・・・慣れてないので」
「慣れてないっつーより、初心者だろが」
「わあ!それ言わないで!ってちょっとお!」
わめく私に、野々瀬局長がググッと近づいた。
でも、これが局長の車だと言われても、「あぁそうか」と納得できるような気もする。
そんなことをゴチャゴチャ考えながら、外見は少々埃かぶってるけど中はきれいに掃除されている野々瀬局長の車の助手席に、ちょこんと座らせてもらった。
「では、失礼して・・お邪魔します」
「どしたの?ちーちゃん」
「いやぁ、助手席に座らせていただくとかってなんか・・・特別っていうかそのぉ、か、彼女みたいっていうか・・・カハハ」
何て乾いた笑い方をしてるんだ、私は!
しかも全然、なんにもごまかせてない気がするし。
あぁ、三十路女の経験の無さが情けない・・・。
「何言ってんだよ。ちーちゃんは俺の彼女だろ?」
「へ!?いやっ!えっと・・・慣れてないので」
「慣れてないっつーより、初心者だろが」
「わあ!それ言わないで!ってちょっとお!」
わめく私に、野々瀬局長がググッと近づいた。