アメトムチ。
ボウケントツマヅキ
いつの間にかメガネをかけてる彼の顔を見て、なぜか私の胸がキュンとなった気がした。
実は私、メガネが似合うメガネ男子が好きだから。
それも彼を誘おうと決めた理由の一つかもしれない。

「だから、私は誰ともつき合ったことがないし、エッチの経験だってないんですよ」
「そうだな」
「未来の彼とおつき合いを始めて、いざ本番ってなったとき、私が・・この年になって初めてだと分かったら、未来の彼は負担に思うんじゃないかと思って。それに、処女を相手にするのはイヤだっていう人もいるでしょう?」
「う~ん・・・まあ、いるだろうな」
「だから、今のうちにその・・処女を捨てておきたいと・・・」
「あぁ?ってことは、俺とエッチしたかったのは、バージン捨てたかったから?」
「え・・・ぇ」
「てことは、あんたは俺にバージン奪ってほしくて、ホテルに誘ったわけ?」
「はぃ」
「で、その後の俺たちの関係は」
「え。ないです、けど?」

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