アメトムチ。
「他の女がそばにいなくても俺は一向に構わない。だが、ちーちゃんとは一緒にいたいと思う。ちーちゃんには、俺のことやゲームのことを理解してもらおうとは思ってない。だが、俺がゲームに没頭してるときも、ちーちゃんにはそばにいてほしいと思う。一緒にプレイしようとまでは言わない。ただ自分のやりたいことに没頭してくれたら、俺はそれで満足だ」
淡々と心境を打ち明けてくれるののさんに、私はただ頷いて応えていた。
飾り気のない彼の言葉は、私の心に心地良く届き、彼の低い声は、私の耳に心地よく響く。
「だが、もしちーちゃんがそんな俺に嫌気がさして、別れたいと言ってきたら・・・俺は、今までみたいにアッサリ受け入れることはできない。これはたぶんじゃなくて、絶対。そんくらい俺は、ちーちゃんのことが好きになってんだよ」
「じゃ、なんで・・・なんで、何も・・仕掛けてこないんですか」
「え」
「そっちからつき合おうって言ったのに。ののさんは、それらしいこと全然、しようとしないじゃないですか」
「そりゃ、ちーちゃんが俺のことをちゃんと彼として意識してるって分かるまでは、手ぇ出すべきじゃないだろ。野獣キャラではない俺のモラルに反する」
「・・・へ」
ちょっとおマヌケなリアクションをしている私に、ののさんはニコッと笑ったのが、暗がりでも分かった。
そして、彼が顔を私の方にぐっと近づけたのも、分かった。
淡々と心境を打ち明けてくれるののさんに、私はただ頷いて応えていた。
飾り気のない彼の言葉は、私の心に心地良く届き、彼の低い声は、私の耳に心地よく響く。
「だが、もしちーちゃんがそんな俺に嫌気がさして、別れたいと言ってきたら・・・俺は、今までみたいにアッサリ受け入れることはできない。これはたぶんじゃなくて、絶対。そんくらい俺は、ちーちゃんのことが好きになってんだよ」
「じゃ、なんで・・・なんで、何も・・仕掛けてこないんですか」
「え」
「そっちからつき合おうって言ったのに。ののさんは、それらしいこと全然、しようとしないじゃないですか」
「そりゃ、ちーちゃんが俺のことをちゃんと彼として意識してるって分かるまでは、手ぇ出すべきじゃないだろ。野獣キャラではない俺のモラルに反する」
「・・・へ」
ちょっとおマヌケなリアクションをしている私に、ののさんはニコッと笑ったのが、暗がりでも分かった。
そして、彼が顔を私の方にぐっと近づけたのも、分かった。