アメトムチ。

処女膜が破れる痛みというのは、人それぞれ感じ方が違うというし、出血する人、そうじゃない人もいると聞いたことがある。
痛みに強くない私は、最初ののさんに「痛い？」と聞かれたとき、すでに彼のが入っていたにもかかわらず、それほど痛くなかったので、あぁラッキーと思っていた。
でもその矢先、強烈な痛みがズーンと押し寄せてきた。

痛がる私を気遣って、ののさんはそれ以上自分のを私の奥へ挿入せずに、そのまま待っててくれている。
きっとののさんだって、別の意味で痛いはずなのに・・・優しい。
と思ったら、なんか、喉元から急に彼への愛しさがこみあげてきて。
私は、ののさんの首に手を添えると、自分の方へ、彼を引き寄せた。

「ちょちょ！っと待て！」
「・・・キス、したい。もう動いてもいいから。ののさん・・・」
「ちーちゃん・・・・じゃあ、動くよ」
「うん」