飛梅ちゃん
賢人は、控え室の小さなイスに座ると大きくため息をつく。

「そろそろ、あいも終わりだな。」

独り言を言うと、電話をかける。

「もしもし、久しぶりだな。」

電話先からは男の声が聞こえる。

「なんだ?こんな朝早くに…」

電話先の男は眠たそうな声を出している、電話で起きたのだろう。

賢人は、そんかことも気にかけずに男に言う。

「明日、また仕事してもらいたいんだけど…」

眠たそうな男は、アクビをして言った。

「仕事…どんな女だ?」

賢人は言う。

「前の女よりかは、イケてるぜ?21のキャバ女。」

電話から男の声が言う。

「そそるねぇ…どこまでOKだ?」

賢人は、笑いながら言う。

「守った試しないだろ。殺さなきゃどこまででも大丈夫だろ。」

男も笑いながら言う。

「よくわかってるじゃん。じゃあ、また連絡くれよ。」

賢人は、「わかった。」と言うと電話をきった。


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