鏡の中のワタシが私を見つめるの…


「いらっしゃいませ」

ミリアという子が出迎えてくれた。


外も中も素敵ね…


「こちらへどうぞ」


席に案内されてメニューを見る。

どれも凄く綺麗だった。


「はいどうぞ」


「え?まだ頼んでませんよ?」


「いいんです!後これ…絶対に来て下さいね」


ミリアにチラシを渡された。


チラシを隣に置いて一口食べてみた。


赤い蜜と中にあるフルーツ?が甘酸っぱくて美味しい…


「凄く美味しいわ!」


ね、アサ!

と鏡を開けてアサと喋る。アサも食べていた。


「良かった…ところで アサさんって?」


ミリアが不思議な顔をする。


「鏡の中の私のようで私じゃない子です」


「そうですか!じゃあまた!」


ミリアは忙しいそうに厨房へ走って行った。
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