☆キラキラ星☆



ある朝、学校に行こうと俯きながら歩いていると…


「ぉ…ぉはょぅ…」


っと聞こえた。


声のする方を見ると…
1人の男の子…
その子は学校で一番の人気者で彼が外で遊ぶと、クラスの全員が彼の後を付いて行く。

そんな人気者の彼が私に挨拶をする訳がないと思い、キョロキョロと回りを見渡す…


「クスクス…君にだよ!」


「おはよう!」




え…。
わ…私に!?


キラキラと眩しい程の笑顔で私を見つめている。
そんな笑顔で見つめられる事に耐えられず、俯く。
でも、挨拶されたのに返事しないのはダメだと思い、聞こえるか聞こえないかギリギリの声で挨拶を返す。


「ぉはょぅ…ございます」

すると、彼はまたキラッキラな笑顔になる。


そして、私はまた耐えられず、俯く
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