☆キラキラ星☆
彼氏彼女でもない俺達だが、手を繋いだり、抱きしめたり、ちぃさい頃から当たり前のようにしてたから、いつも歩く時は手を繋いでいる。
「…伊織…?」
俺はフッと伊織の名前を呼ぶ時がある。
呼ばないとなんだか、伊織が消えてしまいそうな気がするんだ…。
「なぁに?」
っと伊織は俺の顔を下から覗きながら聞いてくる。
好きだ…。
好きだ…。
伊織…大好きだ…。
この溢れそうな俺の気持ちを伝えて、受け入れてもらえたら、どんなに幸せなんだろう。
早く!伝えたい!
でも…怖いんだ…。
俺は昔からヘタレだ…。