☆キラキラ星☆
彼の抱きしめたぬくもりから生きる力が私の中へ流れ込んできた。
…生きよぅ…。
奏多くんと少しでも一緒にいられるなら…。
奏多くんが私の名前を呼んでくれるなら…。
…生きられる。
私は彼から体を少し離し
「奏多くん…。ありがとう…。」
っとニコっと笑い、自宅へ帰る事を伝えた。
笑う私に安心したのか、深い息をして彼もニコっと笑い…
「送る。」
「ん…ありがとう…。」
暗い夜道も、彼と手を繋いで歩くと怖くない。