心の底にある想い
偶然の出会い
出会いというものはいつどこで自分にあるのかわからないものだ。まして俺みたいな年齢になれば全く予想なんかしていない想定外の出来事だと思っていた。そう彼女と出逢うまでは、、
彼女と出会ったのは本当に偶然、いや奇跡と言ってもいいだろう。それだけの偶然の積み重ねがあって出逢えたのだから別に俺はキリスト教信者ではないが、神様っているのかもしれないと本気で思ったし今だって思っている。
あの頃の俺は単身赴任中で東京で一人暮らしをしていた。本当に平凡なサラリーマンだったと思う、まあそれなりに遊んできたので真面目に生活している人間から見れば何処が平凡なんだといわれそうだが俺的には平凡じゃないかなと思って過ごしてきた。もちろん男としてはまだまだ現役だったし正直、同年代の同僚や同級生の話を聞くと俺は全く理解出来ない事がよくあった。当然、読者の皆様はおわかりだろうがいわゆる男の朝の生理現象や夜の生活の事であり
当時は今以上にエネルギーが余るくらいだった
何人かの関係を持っていたが、俺的には割り切った大人の関係でそれ以上でも以下でもなく程よい距離感をキープしていた、こう書くととんでもない野郎だと言われそうだが、この頃の俺の女性関係は全て嫁も公認で特に問題はなかった。たぶん俺のエネルギーが余っていることをわかっていたから許されていたのかもしれない
ただ病氣と子供だけは気をつけることとの注意はあったが...
まあ変わった夫婦関係だがここまでなるのにも色々あった、そのことは別の機会に書いてみるとして、いまの話の続きを書こう
ともかくそんな俺はかなり好き勝手な生活の中をしてきたのだが東京での単身赴任中に俺を病が襲った
ここで病名を書いても仕方ないがいわゆる難病と呼ばれるもので徐々にではあるが身体の自由が利かなくなるってやつだ、いや〜最初はかなり落ち込んで自暴自棄になってとりあえず酒と女に走ったけど正直どーなってもいい思いの方が強かった 男なんて我儘な生き物で自分が弱ってきたときに近くにいてくれる相手に倒れていくのだろう。このときの相手こそ今も俺の横にいてくれている彼女だ