オレ、教師。キミ、生徒。
殆どの奴等が幽霊部員だけど、舘野は毎日部活に顔を出している。

最初は嫌々やっていた天文部だったけど、舘野がいるんなら悪くない、と思う様になっていた。

部活の間だけは、舘野を独り占め出来たから。

「俺、どんどん拗らせてないか……?」

抱えきれなくなって来ている、この『想い』。

この先、その『想い』に、押し潰されてしまわないか、心配でしょうがなかった。
< 17 / 58 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop