オレ、教師。キミ、生徒。
なんだ。

そう言う事だったのか。

引いていたんじゃなくて、良かった。

「あの、ありがとうございます……凄く、凄く嬉しいです。大切にします……」

舘野が、受け取ったプラネタリウムを、ギュッ……と抱き締める。

「お、おう……そーしてくれな……」

そんなに嬉しかったのかな。

俺は、なんだか照れ臭くなって、頭をポリポリと掻いていた。
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