わたしの声


意地悪な子が言った


あいつのあだ名、アレみたいだな


ほかのやつが笑う



そんなことないもん



わたしがいけないんだ

わたしが彼をあだ名で呼んだから…


わたしが言い返そうとすると、あなたがやってきた


あの子たちが繰り返す


わたしがあなたを傷つけてしまった


恐る恐るあなたを見ると、あなたは何事もなかったかのようにさらりと流した




どうしてそんなに優しいの



このままじゃ、お別れなんて、できないよ
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