そろそろ、恋始めませんか?~優しい元カレと社内恋愛~
「ええっ!!うそ!物足りないって何ですか?」他の二人が同時に質問してくる。
知らないよ、そんな事。
「ベッドの上だったりして。きゃああ」
私は、もう付き合いきれないと思って、持っていたファイルを、優人の前に差し出した。
彼は、私がファイルを突きだしても、考え事の最中で、反応がない。
「ちょっと、重いから、机に置いとくよ」
「やだーっ。待ちきれなくて急いで帰るってこと?」
3人はまだ、妄想ごっこをしてる。
「ちょっと待って、人のことなんだと思ってるの」私は、冗談っぽくいう。
そろそろ昼休みも、終わりだ。
「いい加減にしろ!!もう、帰れよ」
優人がしびれを切らして言った。
珍しく、苛立ちながら。