現代妖怪会談
キツネはおにぎりの無くなった風呂敷をたたみながら言う。
「お化け屋敷が流行ってるみたいですね。」
タヌキが奥歯に詰まったご飯を指で取りながら言う。
「お化け?幽霊の間違いやろ?」
キツネがパンッとたたんだ風呂敷を叩くと言う。
「細かいことは言いッコなしです。」
犬神が言う。
「そこに出てはどうかにゃ?」
キツネが言う。
「それがですね…幽霊のヤツラがすでに出てるんです。」
犬神が悔しそうに言う。
「全て先手を打たれてるわけか…なぜじゃ?」
キツネが犬神を見て言う。
「たぶん、元が人間なので流行りに敏感と云うところでしょう。」
犬神が言う。
「単純な話、人間か幽霊を仲間にしてしまえば良いのじゃないかじゃ?」
キツネが言う。
「たとえば?」
犬神は少し考えると答えた。
「雪女とか、ヒバゴンとか、ろくろっ首とか、それこそ…ぬらりひょんとか…」
タヌキが突然しゃべりだした。
「犬神はん!それは、人間体型した妖怪でんがな!」
キツネが頷く。
タヌキは続ける。
「雪女は雪の精やし、ヒバゴンは神様の類いやし、ろくろっ首は飛頭蛮ゆーてれっきとした妖怪やし、ぬらりひょんは零落組やで?」
犬神が言う。
「う~ん…じゃあ、学者の幽霊を仲間に入れるとか…」
キツネとタヌキは「ん?」と言うと興味深そうに犬神を見た。
「お化け屋敷が流行ってるみたいですね。」
タヌキが奥歯に詰まったご飯を指で取りながら言う。
「お化け?幽霊の間違いやろ?」
キツネがパンッとたたんだ風呂敷を叩くと言う。
「細かいことは言いッコなしです。」
犬神が言う。
「そこに出てはどうかにゃ?」
キツネが言う。
「それがですね…幽霊のヤツラがすでに出てるんです。」
犬神が悔しそうに言う。
「全て先手を打たれてるわけか…なぜじゃ?」
キツネが犬神を見て言う。
「たぶん、元が人間なので流行りに敏感と云うところでしょう。」
犬神が言う。
「単純な話、人間か幽霊を仲間にしてしまえば良いのじゃないかじゃ?」
キツネが言う。
「たとえば?」
犬神は少し考えると答えた。
「雪女とか、ヒバゴンとか、ろくろっ首とか、それこそ…ぬらりひょんとか…」
タヌキが突然しゃべりだした。
「犬神はん!それは、人間体型した妖怪でんがな!」
キツネが頷く。
タヌキは続ける。
「雪女は雪の精やし、ヒバゴンは神様の類いやし、ろくろっ首は飛頭蛮ゆーてれっきとした妖怪やし、ぬらりひょんは零落組やで?」
犬神が言う。
「う~ん…じゃあ、学者の幽霊を仲間に入れるとか…」
キツネとタヌキは「ん?」と言うと興味深そうに犬神を見た。