現代妖怪会談
タヌキは少し考えると言う。
「例えば、巫に直接取り憑くってのはどうや?」
キツネが言う。
「直接ですか?」
タヌキが鼻をポリポリ掻きながら言う。
「アカンやろなぁ…」
タヌキとキツネが黙ってしまった。
少しの間を置いて犬神がボソボソ言う。
「霊格の低い巫だったらどうがじゃ?」
タヌキが言う。
「犬神はん生きとったんかいな。」
キツネが苦笑いをしながら犬神に問う。
「仮に霊格が低い巫がいたとして、どうやって取り憑きますか?」
犬神がボソボソ言う。
「神使の類いだと思わせて近づいたりしてはどうがじゃ?」
タヌキが言う。
「そりゃ名案やな。キツネはんがお稲荷はんの真似事して取り憑いたらどうやろか?」
キツネが言う。
「だけどいきなり背中に取り憑いても信じてはくれないでしょう?」
犬神は顔を上げてキツネに言う。
「だから、霊格の低い巫を狙うんじゃ。」
タヌキは方眉をあげて聞く。
「どーゆーことや?」
犬神はタヌキを見て言う。
「我々三者は、繋がりがあるじゃにゃーか。」
タヌキとキツネは顔を見合わせる。
犬神が言う。
「キツネと犬神とタヌキと言えば?」
タヌキは大きな目を見開いて言う。
「狐狗狸(こっくり)か!?」
犬神が続ける。
「霊格の低い巫はコックリに頼る者もおるはずじゃ。」
キツネが言う。
「なるほど!そこで神使と嘘をつけば良い!」
タヌキが言う。
「なんか一昔前の低級なヤツらみたいやけど、この際仕方ないわなぁ。」
「例えば、巫に直接取り憑くってのはどうや?」
キツネが言う。
「直接ですか?」
タヌキが鼻をポリポリ掻きながら言う。
「アカンやろなぁ…」
タヌキとキツネが黙ってしまった。
少しの間を置いて犬神がボソボソ言う。
「霊格の低い巫だったらどうがじゃ?」
タヌキが言う。
「犬神はん生きとったんかいな。」
キツネが苦笑いをしながら犬神に問う。
「仮に霊格が低い巫がいたとして、どうやって取り憑きますか?」
犬神がボソボソ言う。
「神使の類いだと思わせて近づいたりしてはどうがじゃ?」
タヌキが言う。
「そりゃ名案やな。キツネはんがお稲荷はんの真似事して取り憑いたらどうやろか?」
キツネが言う。
「だけどいきなり背中に取り憑いても信じてはくれないでしょう?」
犬神は顔を上げてキツネに言う。
「だから、霊格の低い巫を狙うんじゃ。」
タヌキは方眉をあげて聞く。
「どーゆーことや?」
犬神はタヌキを見て言う。
「我々三者は、繋がりがあるじゃにゃーか。」
タヌキとキツネは顔を見合わせる。
犬神が言う。
「キツネと犬神とタヌキと言えば?」
タヌキは大きな目を見開いて言う。
「狐狗狸(こっくり)か!?」
犬神が続ける。
「霊格の低い巫はコックリに頼る者もおるはずじゃ。」
キツネが言う。
「なるほど!そこで神使と嘘をつけば良い!」
タヌキが言う。
「なんか一昔前の低級なヤツらみたいやけど、この際仕方ないわなぁ。」