健康診断の甘い罠
黒と白と、初めて全部

「ちょっと、和弥くん。ま、待って」


戸惑った声をあげる私を無視して、和弥くんは私の首の後ろにチュッとキスする。


「無理、待てない」


和弥くんの部屋に入った途端抱きしめられた私はあれよあれよという間に和弥くんのベッドの上に乗せられて背中から抱きしめられている。


ワンピースの後ろについているボタンを一つずつ外されて外すたびに露になった肌に和弥くんが唇で触れる。


時々、肌を吸われてチクッと痛みが走る。


「やっ、くすぐったい」


首筋にキスされてくすぐったくて身を捩って逃げようとするけど、そのたびにお腹に回った和弥くんの手がぐっと私を引き寄せる。


「千紗、知ってる?男が服を贈るのって、その服を脱がせたいって意味があるんだよ」


背中を唇でなぞられながらそう言われて、吐息がくすぐったくて身体がビクッと跳ねる。


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