Re:love
私は男の子のあとをつけてゆく。
しばらく歩くと、その男の子が口を開いた。

「あのさ、一応名前ぐらい聞いておきたいんだ。いろいろと不便だし。」
一瞬疑ったが、名前ぐらい教えたっていいよね?夢の世界なんだし。
まあ、夢の中にしてはかなり意識もはっきりしているし、リアルだけど。

「相野谷三咲。三咲だよ。」
そう私が言うと男の子は一瞬びっくりしたような仕草をしたが、すぐに冷静な態度へ戻った。

「へえ、ミサキか。俺は真中優真(マナカユウマ)。とりあえず宜しく。」
なんか聞き覚えのある名前だけど、見たことない人だし知り合いではないだろう。

しばらく私と優真でしゃべりながら歩いていたら神々しく金色に輝いた神殿の前に着いた。

「着いたよ。ガブリエル様が待ってる、急ごう。」
「え、あ、う、うん。分かったよ。」

金色に輝く神殿を前に少し戸惑ったが、優真のあとを私は引き続き追った。





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