キライなアイツと同居生活!?
「 君ってひとり暮らし?」
「 そうだけどなに?」
その瞬間ニヤッとされた。
やばい、すっごい嫌な予感するんだけど。
「 俺さー、昨日隣の家の人が家事になって俺の部屋まで燃えちゃって今日から部屋探さないとなの。」
「 それは大変だったね〜、それでなに?」
「 家なんか簡単に見つかんないし、見つかるまで俺のことお前んちにおいてよ 」
は?いやいやまってよ… 意味わかんないんだけど。
「 いやそれは困る、絶対無理!」
だって、男子と女子の生徒が同居ってやばくない?!
「 えーじゃあばらしちゃっていーのかなー?」
そういって楽しそうに笑うコイツ。
まぢでむかつくなんなの?でもばらされたくはない。
「 わかった、わかったから!お願いだから言わないで…!!」
そんなん訳で一緒に住むことになったあたし達。
もうほんと最悪、なんでよりによってこんなやつ?!
あたしってほんとついてない。
─────最悪の出会いが最高になるなんてこの時はまだ気づいていなかった。